雨の日キャンプはここに注意!危険な天候の見極め方と安全対策
目次
はじめに
キャンプは自然を楽しむアウトドアの代表格ですが、天気が悪化すると一転して危険と隣り合わせになることもあります。
特にこれからの梅雨〜夏の時期は、突発的な大雨や雷、強風など予測しづらい天候が増えてきます。
湖畔キャンプ場や高原・山の麓等は特に天候が悪化しやすいので注意が必要です。
この記事では、雨キャンプにおける危険な天候の判断基準と、命を守る行動のポイントを紹介します。
雨キャンプでの“危険な天候”とは?
「雨だからちょっと大変そう…」では済まない天候があります。キャンプ中に警戒すべき主な状況は以下の通りです。
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大雨・集中豪雨(目安:1時間あたり30mm以上)
このレベルになると土の排水能力の許容を超えた雨水でテント内に水溜まりができてしまう事も。 -
雷(音が聞こえる範囲にあるときは即避難)
雷が聞こえた場合は要注意!筆者は雷の後は必ず大雨・強風に襲われています。 -
強風(風速10m/sを超えるとテント倒壊のリスク)
筆者の体験上10m/sでギリギリキャンプ可能ライン。 -
土砂災害警戒情報が出ている地域
筆者はこの予報がある地域では絶対にキャンプしません。 -
川の増水・鉄砲水の可能性があるとき
特に川沿いや斜面の近くにサイトを構えている場合は、警報が出ていなくても「地形的リスク」も考慮に入れる必要があります。
出発前にチェックすべき天気情報とポイント
キャンプ前には必ず天気を確認する習慣をつけましょう。以下のようなポイントに注目します。
■ 何をチェックする?
☑天気予報だけでなく一番注意すべきは「雨量」「風速」「雷注意報」
☑時間単位での天気予報をチェック(1時間後に急変しないか?)
☑地形リスクの有無(山間部、川沿い、谷間など)
■ いつチェックすべき?
☑出発の1週間前:長期予報サイトでざっくりとした天気を調べ、行ける地方を調べキャンプ場を絞る
☑出発の48時間前:天候傾向を見てキャンセルも検討(キャンプ場によっては荒天によりオーナーからキャンセルをされる事も)
☑24時間前:降水量や風速を見て装備を最終判断
☑出発当日朝:最新の情報で最終決定を
■ 私が使っている天気予報アプリ・サイト
↓言わずと知れた3大天気予報サイト、これでざっくりした天気予報をカバー↓
↓1時間ごとの風速・雨・気圧の情報が追えるサイト!これで細かい予報を拾い強風・大雨を避けられる↓
(風速・風向き・雨量・雲量等キャンパーが必要な情報がこれ一つで網羅!264時間分の予報が見れる!)
SCW – 天気予報 / 観測情報(GPVと同じだが、こちらは3日分しか出ない)
このサイトの便利なところは道路カメラも見れるところ!冬は道路状況確認に便利!GPVと同じく長期予報の風向・風量・雨量・雲量等のあらゆる情報が見れる!
↓風速・風向き特化のサイト、港湾事業者ご用達サイト↓
とにかく正確な風予報特化サイト!
港湾事業者でもご用達サイトです!個人的には一番正確な風予報サイト!
↓気圧配置を知ることで天気の良し悪しが判断可能!低気圧が近くに来てたらとにかく悪い!↓
一週間分の気圧配置が見れるので、ざっくりとした天気が予想できる!
以上、私が参考にしている天気予報サイト、モデル達でした!
私はこれらを使用してキャンプ場の晴れる場所を探して、安全なキャンプを心がけています!
とは言ってもそれでも3泊4日等の長期利用をすれば天気が急に悪くなることもあります。
天気予報はあくまで予報な事に注意しましょう!
キャンプ中に危険を察知するサイン
出発前に晴れていても、現地では天候が急変することも。以下のような自然のサインにも注意しましょう:
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雲が急に暗く・厚くなる
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風向きが急に変わる/風が強まりはじめる
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雷鳴が遠くで聞こえる(視界に雷が見えなくてもNG)
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地面のぬかるみが一気にひどくなる/川の水位が上がる
これらを感じたら、テントを離れて安全な場所に避難する判断を最優先にしましょう。
危険と判断したらどう行動するか?
「まだ行けるかも」は危険です。以下の目安を参考にしてください:
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1時間に30mm以上の雨量 → 地面の排水能力を超える可能性あり
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風速10m/s以上 → テント・タープが倒壊・破損のリスク
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雷鳴が聞こえた時点で即避難 → 金属を遠ざけ、車内や建物へ移動
早めに撤収・中止を決断する勇気が、安全で楽しいアウトドアにつながります。
雨・風・雷への具体的な安全対策
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テント設営場所は高台の平坦な場所に(川沿い・崖下はNG)
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タープは低く張り、ガイロープは多点止めで強化
- 雨が溜まりやすい窪みのある場所には設営しない
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雷が来そうなときは、テントや木の下から離れ、車中に避難
特に雷と風の対策は「甘く見ると一発アウト」になるので徹底しましょう。
キャンプ場のある場所は基本的に高原・湖畔・山の麓・川沿い等天候が変わりやすい、急変する場所です。
天気予報はしっかりと見て、荒天に対する対策をしっかりして場所選び、道具選びをしましょう!
まとめ
雨の日のキャンプは準備次第で楽しむことも可能ですが、「危険な天候」の兆しに気づき、すぐに行動に移す判断力が重要です。
空が暗くなった、風向きが急に変わった、風が冷たくなった、雷鳴が遠くから聞こえた。
これらのサインを見逃さず、危険であれば撤収するのも勇気です!
安全第一を忘れずに、無理せず、柔軟に行動してこそ本当のアウトドア上級者。
自然を尊重しながら、楽しいキャンプを続けていきましょう!