導入:冬キャンプでの暖房の重要性
冬キャンプの魅力と言えばしんとした静寂、寒さゆえの澄んだ空気と星空ではないでしょうか?
ですが防寒対策がしっかりしていないと日中ですらその寒さに耐えられなく、折角の絶景も楽しめないもの。
特に東北から上の地域になってくると寒さが-10℃を下回る地域も多いため、暖房は必須です。
そこで選択肢に出てくるのが石油ストーブ・薪ストーブの二択になると思います。
本記事では石油ストーブと薪ストーブのメリット・デメリット、そしてどう使い分けるのかを、筆者の実体験を元に紹介していきたいと思います。
石油ストーブと薪ストーブの特徴
1. 石油ストーブの特徴
メリット
✅ 設置・撤収は置くだけなので薪ストーブの設置・手週より遥かに簡単
✅ ポンと置いてすぐに簡単に着火・消火できる
✅ 安定した暖房性能
✅ 火の管理が楽で初心者向け
✅ 煙や火の粉の心配がない
✅ 炭処理等がないので楽
✅ 夜消化する際は、薪ストーブと違ってボタン一つで消せるために暖かいまま寝袋に入れる
✅ 朝は薪ストーブと違い手軽に点火・消火ができる為に寒い思いをせずに済む
デメリット
❌ 灯油の持ち運びが必要
❌ 結露が発生しやすい
❌ 炎の揺らぎがないので雰囲気は薪ストーブに劣る
❌換気は必須の為、暖房性能は薪ストーブに劣る場面も
おすすめのシチュエーション
- ソロキャンプや少人数のキャンプ
- 設営・撤収が楽な暖房を求める場合
- テント内での安全な暖房を重視する場合
2. 薪ストーブの特徴
メリット
✅ 強力な暖房性能でテント内が暖かい
✅ 炎の揺らぎや薪のはぜる音で雰囲気抜群
✅ 料理も楽しめる(煮込み料理、焼き料理など)
✅ 乾燥した暖房で結露が少ない
デメリット
❌ 設営・撤収が大変(石油ストーブと比べると10分程差があるイメージ)
❌ 薪の調達や管理が必要
❌ 火の粉対策が必須(テントやギアにダメージの可能性)
❌ 強風の場合は使用できないことも
❌ 夜は薪を消火する際、テントをどうしても開けなければならないために寒い
❌ 撤収の日の朝は火をつけると消えるまで待つ必要がある為に、面倒で着ける事がほとんどできない
おすすめのシチュエーション
- グループキャンプや長時間滞在するキャンプ
- 炎の雰囲気や薪の香りを楽しみたい場合
- 料理にも活用したい場合
使い分けのポイント
1. キャンプのスタイルで選ぶ
- 手軽さ重視なら「石油ストーブ」
- 本格的なキャンプの雰囲気を楽しむなら「薪ストーブ」
2. 設営・撤収の時間で選ぶ
- 短時間のキャンプや撤収を楽にしたいなら「石油ストーブ」
- じっくりキャンプを楽しみたいなら「薪ストーブ」
3. 寒さのレベルで選ぶ
- 比較的寒さがマイルドな時期なら「石油ストーブ」
筆者の経験上氷点下なら薪ストーブ、0℃以上なら石油ストーブで十分暖かい - 厳冬期のキャンプなら「薪ストーブ」
氷点下を下回るなら必ず薪ストーブ(6.0kw以上の出力の物なら石油ストーブでも暖かい 例「PASECO 対流型 石油ストーブ CAMP-25等」)
4. 燃料の確保で選ぶ
- 灯油は事前に準備が必要(近くのガソリンスタンドなどで入手可能)
- 薪は現地調達や持参が必要(薪が売っていない場所もあるので事前確認を!)
まとめ&おすすめの組み合わせ
- 併用するのもアリ! → 薪ストーブをメイン暖房、石油ストーブをサブ暖房にするなど。筆者は本当に寒い地域ではこの方法で暖房をとっています
- 初心者やソロキャンパー、手軽さを求めるキャンパーなら「石油ストーブ」
本当に手軽でケガの危険も少ないので、その要素を求めるなら石油ストーブ一択 - 本格的な冬キャンプでロマンを求めるなら「薪ストーブ」
テント内で見る火は別格!おこもりキャンプになりがちな冬キャンプは薪ストーブの火が揺れる風景を見るのはかなりロマンあり!
まとめ
以上、石油ストーブと薪ストーブの使い分けでした。
天気や気温、レイアウト、設置・撤収の手軽さ、ロマン。
様々な要素を当日の天気と睨めっこしながら決めるのが冬キャンプの暖房です。
この記事が参考になればとても嬉しいです。
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