冬キャンプでの一酸化炭素中毒の危険性と対策

冬キャンプでの一酸化炭素中毒について

冬キャンプは寒さ対策が重要で、ストーブや焚き火を活用する機会が増えます。しかし、 暖房器具の使い方を誤ると、一酸化炭素（CO）中毒の危険 があります。
特に テントや車内の密閉空間 でストーブやバーナーを使用すると、換気が不十分になり 一酸化炭素が充満し、意識を失う という事故が発生することも。

一酸化炭素中毒とは？

一酸化炭素（CO） は、燃焼時に発生する無色・無臭の有毒ガスです。吸い込むと 酸素の供給が妨げられ、意識障害や最悪の場合死に至る こともあります。

主な原因

• テントや車内で 換気せずに 石油ストーブやガスストーブを使用する
• 焚き火や炭火をテント内で使用し、不完全燃焼が起こる
• 気温が低いため 寒さを防ごうと換気を怠る

一酸化炭素中毒の初期症状

• 頭痛、めまい
• 吐き気、倦怠感
• 意識がもうろうとする

これらの症状を感じたら すぐに換気を行い、屋外に避難 しましょう。

対策方法

• 必ず換気する ：ストーブや火器を使用する際は、定期的にテントやシェルターの入り口を開ける
• 一酸化炭素警報機を設置する ：目に見えない一酸化炭素を検知できるため、万が一の備えに
• 火器の使用場所に注意する ：テント内や車中では 燃焼器具を使わない のが基本
• 安全なストーブを選ぶ ：一酸化炭素発生を抑える 対流式ストーブや、自己消火機能付きストーブ がおすすめ

一番確実なのは換気を行い一酸化炭素チェッカーを設置する事になります。

 

では一酸化炭素中毒チェッカーはどこに設置するのか？

一番困るのは一酸化炭素チェッカーをどこに設置するかでしょう。

私が置いている場所を例に、実際に薪ストーブを消火時に警報が鳴った場所を写真つきで解説します。

一酸化炭素チェッカーは床付近、座った時の目線付近、立った時の目線(天井)付近の三か所、上中下に設置します。

石油ストーブだとほとんど反応しないので、薪ストーブで計測します。

計測タイミングは寝る前、薪ストーブを灰スコップで掻き出し、消火バケツに入れるときです。

では夜の寝る前、薪ストーブの扉を開けて灰を掻き出し、消火バケツに入れていきます。

すると反応したのは座った目線に設置した一酸化炭素チェッカーです。13ppmの反応を示しました。

写真をアップで撮る前の1枚前の写真は21ppmの反応を示しています。

これは開ける時間が長いほど30、50と上がっていきました。

ストーブ前の床に置いていた一酸化炭素チェッカーは無反応でした。

温度も28℃と10℃で全然気温が違います。

最後に天井をチェックします。

こちらは少しわかりづらいですが、0ppmでした。

 

ということで反応したのは上中下のうち、中にあたる座った時の目線に設置した一酸化炭素チェッカーでした。

 まとめ

いかがでしたでしょうか？

一酸化炭素チェッカーの配置については色んな意見があります。

色々な情報がネットやYouTubeで溢れていますので、設置個所は色々な所から情報を集めて設置しましょう。

この記事も1つの参考になればと思います。

最後に、冬キャンプの暖房器具は適切に使わなければ、一酸化炭素中毒という重大な事故につながる 可能性があります。

特に 換気の徹底と警報機の使用 は必須です。

「ちょっとだけなら大丈夫」と油断せず、正しい知識と対策を身につけて 安全で快適な冬キャンプ を楽しみましょう！