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星空キャンプがもっと楽しくなる!スマート望遠鏡『Seestar S50』体験レビュー
キャンプと星空のロマン
キャンプに行くと、日常の喧騒を忘れ、満天の星空が心を癒してくれるものです。
真っ暗な闇に広がる星々は、都市では決して見ることのできない壮大な景色。
焚き火の揺らめきとともに空を見上げれば、天の川が流れ、流れ星が駆けぬける——そんな静かな夜には、星空観察のロマンを存分に感じられます。
実際、日本全国には星空観察に最適なキャンプ場が多数あります。
北海道・釧路湿原のような冬空の透明度が高い地、青森・八甲田山や長野・霧ヶ峰の高地、さらには関西の琵琶湖西岸、四国・室戸岬、九州・阿蘇山など、都市の光害から離れた場所では夜空が格別にクリアに見えるのです。
目の前の木々と星の輝きに包まれながら過ごすキャンプの夜は、何物にも代えがたい体験となります。
そんな大自然の中で、今回ご紹介するスマート望遠鏡『Seestar S50』を使ってみる機会を得ました。
実際に使ってみて(体験談)
先日ソロキャンプへ出かけた夜、Seestar S50を持ち込みました。
箱から本体と三脚を取り出して設置したら、スマホアプリで目的の天体を選ぶだけです。
これはスマート望遠鏡と呼ばれるもので、電源を立ち上げればスマホと望遠鏡をWi-Fiで繋げるだけで、あとはアプリで自動で操作を行ってくれるものです。
アプリで十秒ほど操作すると望遠鏡が自動的に天体の方角に向き、数分もすると色鮮やかな星雲像がスマホ画面に浮かび上がりました。
最初に映し出されたのは、冬のシンボル・オリオン座の大星雲(M42)。
肉眼で見るのとは比べ物にならないほどクリアで、大きなガスの流れまで見え、思わず息を呑みました。
さらにふたご座の散開星団や、アンドロメダ座の銀河(M31)も次々に導入。
操作はとても簡単なのに得られる成果は驚くほど印象的で、まさに「操作は簡単なのに、得られる結果は驚くほど印象的」と評されたレビューそのままのクオリティです。
Seestar S50は、天体モードで撮影ボタンを押すと10秒露光の画像を何度も連続撮影し、自動で重ね合わせていく仕組みです。
撮影開始後は放置しておくだけで次第に暗い星雲が浮かび上がり、数分も経てばその姿がはっきり見えてきます。
実際にライブスタックを36分繰り返してM33さんかく座銀河を撮影した例では、淡い部分から中心部まで驚くほど詳細に写り、その性能に驚かされました。
夜が更けるほどに見える天体が増え、ついつい夢中になってしまいます。連れの友人も大きな銀河や星雲が次々と目の前に現れる様子に目を輝かせ、話題は宇宙や星の物語で持ちきりになりました。
また、Seestar S50には昼間用の撮影モード(太陽モード・月モード・風景モード)も搭載されており、晴天の昼間には太陽面を安全に観察して黒点や彩層を捉えたり、夜には月面を鮮明に撮影したりすることもできます。
実際、太陽観察モードで黒点をしっかり捉えたり、月面観察モードで南半球のクレーターがくっきり映るのを確認できたのも新鮮な驚きでした。
こうして昼夜を問わずあらゆる天体が楽しめるのも、この望遠鏡の大きな魅力です。
気がつけば東の空が白み始め、キャンプ場に戻らなければならない朝になっていましたが、心の中には満天の星空と共に『Seestar S50』が映し出してくれた無数の天体の光景がいつまでも輝いていました。
使い方紹介
Seestar S50はコンパクトながら、望遠鏡本体に加えて電動フォーカサー、天体カメラ、経緯台式マウント、フィルターホイールなどを一体化したオールインワン設計です。本体重量は約2.5kgと軽量で、専用のキャリングケースに収めれば車載や手持ちでも負担になりません。
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ワイヤレス接続: スマホ・タブレットとはBluetoothまたはWi-Fiでワイヤレス接続し、Seestar専用アプリで操作します。
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簡単操作: アプリには星図と天体カタログが内蔵されており、星の名前やカタログ番号から対象を指定できます。タップ一つで望遠鏡が自動導入を開始し、自動追尾で星を捉え続けてくれるので、目標に向けてセットするだけでOKです。
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ライブスタック: 撮影ボタンを押すと、10秒露光の画像を連続撮影して自動で重ね合わせます。数分もすれば淡い星雲像が浮かび上がり、初心者でも手軽に鮮明な天体写真が撮れます。
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多彩な撮影モード: ソーラー(太陽)モード・ルナー(月)モード・風景モードも搭載。太陽面の黒点や彩層、月のクレーターまでくっきり撮影できるほか、通常のデジカメでは難しい遠景の超望遠撮影も楽しめます。
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長時間駆動: モバイルバッテリーで給電可能で、フル充電あたり連続使用は最大6時間です。アウトドアでもバッテリー切れを気にせず撮影が続けられます。
以上のように、Seestar S50の操作は非常にシンプルで直感的です。レビューにも「望遠鏡の扱いは小学生から高齢者まで誰でもできる」とあります。
強いてコツを挙げるとすれば、長時間撮影では極軸のズレや追尾の精度に気を配ることと、まずは短時間露光で試してから徐々に積算時間を伸ばすことくらいでしょう。
ある使用例では連続30分程度の露光であれば特に問題なく像が得られたという報告もあります。いずれにせよ、初心者でもすぐに使いこなせるよう工夫された設計です。
まとめ:キャンプで広がる星空の体験
Seestar S50がキャンプにもたらす価値は想像以上でした。
公式サイトでも「天文と風景観察のための理想的なパートナー」と紹介されており、自然の中で星空を眺める喜びを何倍にも拡げてくれます。
今回の体験では、満点の星空の下で子どもたちと共に銀河や星雲を観察したひとときが、何よりも心に残る思い出になりました。
ソロキャンプではただぼんやりと天の川を眺めるだけでは得られない、一対一で宇宙と対話しているかのような深い高揚感が得られます。
実際、Seestar S50で観察した星々のきらめきは、言葉では言い尽くせないほど特別な体験でした。
日常では味わえない壮大なスケールの宇宙を自分の目で確かめる感動は、きっとキャンプの夜をより忘れがたいものにしてくれるはずです。
星を見上げるというシンプルな行為が、これほどまでに豊かな記憶を生み出すのかと驚きつつ、このロマンチックな星空観察をぜひ皆さんにもおすすめしたいと思います。
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